みなさんこんにちは。
今日は、「生徒の作文をAIで添削するために」というテーマで話をします。
「え?AIで添削なんてダメでしょ。」と思われる方がいるかもしれませんが、そんなことは有りません。
なぜかというと、文章作成能力は私よりもAIの方が優れているからです。
よく、「国語科にお願いしよう。」みたいに、文章作成が得意そうな人に任せる場面がありますよね。それと同じです。
得意な人にお願いすることは自然なことなので、得意なAIに任せることも自然なことです。
しかし、全てをAIに任せてはいけません。
全てを任せてしまっては、生徒の学びにならないからです。
数日前に、生徒が全校集会で発表する原稿をAIで添削しました。
私が添削するだけよりも、非常にわかりやすく魅力的な原稿が出来上がりました。
手順は以下の通りです。
手順
まずは、生徒が作文をする
当たり前ですが、ベースとなる原稿を生徒が作成しなくては進みません。
教員が読んで、足りない点を指摘する
生徒の原稿を読むと、だいたい足りない点がわかります。
特に、「具体」と「抽象」がいい加減なことが多いので、そこを指摘します。
- 具体的に、どんなことを感じたの?
- 具体的に、どんな行動をしたの?
- それって、まとめるとどういうこと?
こういったことを丁寧に詰めていけると、よりわかりやすい原稿が出来上がります。
特に、「具体」の部分は、AIでは作成できません。その学校の色が反映されやすいからです。教員のアドバイスによって、生徒の考えを引き出すことが大切です。
※この部分についても、プロンプトを工夫することで、AIに実行させることが可能です。
生徒が書き直す
教員の指摘を受けて、再度生徒が書き直します。
このやり取りを繰り返し、「具体」が明確になってきたところで、AIに添削を依頼します。
最初からAIに添削をさせると、特に「具体」の部分がぼんやりとしてしまいますし、何より生徒の作文になりません。
作文を通じて、生徒が自分自身の考えをまとめたり、気づいていない自分の感情に気づいたりすることが大切です。
AIに添削させる
生徒の原稿がある程度仕上がったところで、AIに添削させます。
プロンプトでは、以下の内容を伝えます。
- AIの役割(今回は「スピーチライター」)
- 作文の目的
- 文字制限
※必要に応じて、「生徒の言葉をなるべく残して・・・」といった指示を入れる必要があるかもしれません。
再度、教員が添削する
AIによって非常に完成度の高い原稿ができあがります。
しかし、このまま使用することはおそらくできません。
それは、「その学校らしさ」が表現できないからです。
おそらく、学校独自の表現であったり、活動に対する思いや目的が異なったりしています。AIは一般的な視点で作成しますので、そういった独自の価値観には気づくことができません。
最後はその学校で生活している教員が読み、必要に応じて添削することが求められます。
まとめ
今回は、生徒の原稿をAIに添削するためにというテーマで話をしました。
感じることは、「作文を通じて、生徒が何を学ぶのか」という点を明確にしておくことが大切だと言うことです。
その大切なことをクリアできれば、あとはAIに任せることは問題ないと思います。
これからもAIは進歩しつづけ、さらに上手な文章を作成することができるようになっていくでしょう。
そして、教員もたくさん活用していくでしょう。
だからこそ、生徒に求めることは
「自分の感情や行動について、具体的に伝えられること」だと思います。
それをある程度伝えることができれば、あとはAIに任せられます。
AIを使えば使うほど、AI時代に必要な力が見えてきます。
教員こそ、AIを使わなくてはいけないと感じた瞬間でした。


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