みなさんこんにちは。
少し前にニュースになった、「教職調整額を10%に増やします。」について、世間では「教員の給与が増えるらしい」というイメージがついています。
しかし、10%っておかしくない?と私は思います。
なぜなら、残業時間と一致していないからです。
本日は、10%がおかしいと思う理由と、それを踏まえた正しい教職調整額をお伝えします。
そもそも、なんで4%になったの?
教職調整額は、現状4%です。
これは、昭和41年に文部省が実施した「教員勤務状況調査」に根拠があります。
当時の調査結果では、1週間の平均残業時間が1時間48分でした。(小中学校の平均)
このデータを参考にして、「だったら、4%にしよう」ということになりました。
最近の勤務状況は?
「教員勤務実態調査」の結果(令和4年度)では、1週間の平均残業時間が15時間でした。(調査結果より試算)
最近は少しずつ改善が見られるとはいえ、教職調整額が設定された昭和41年から比べると、大幅に増えています。
本当の教職調整額は?
では、この結果から計算できる「本当の教職調整額」は何パーセントなのでしょうか。
1時間48分:15時間00分 = 4:X
これを計算すると
X = 33.3333…
となります。
つまり、本当の教職調整額は33%ということです。
※あくまでも時間のみでの計算です。その他の手当などを考慮すると計算は異なると思われます。
あまり知りたくなかった現実かもしれません。
本来であれば、給与に上乗せして33%の教職調整額があっても良いということです。
33%が正しい数値かは、おそらく計算方法によって返答が異なると思いますが、10%の教育調整額が少なすぎることに、異論はないと思います。
終わりに
教職調整額が増やされても、私たちの勤務時間にマッチした給与が支払われることはありません。
「お金のため」に働くのであれば、とにかく勤務時間内に仕事を終わらせることを最優先に考える必要があるかもしれません。
しかし、そんな仕事は楽しくないことも事実です。
私たちは、「〇〇したい」という願いをもって、日頃から業務にあたっています。「生徒のために」という思いもありますし、「自己実現」という部分もあります。
「仕事」と割り切ればやらなくていいこともたくさんありますが、それではやりがいがないですよね。
(教員のやりがいのために学校があるわけではありませんが。)
以上です。
私たちは、行政が決定するルールの中でしか活動ができません。
その中で、自分がより満足できる方法を考えていきたいです。


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